行政事件裁判例
・令和2(行ウ)93 令和4年9月16日 東京地方裁判所
銃砲刀剣類所持等取締法に基づく銃砲所持許可更新不許可処分取消等請求事件
- 散弾銃等3丁に係る銃砲の所持許可の各更新不許可処分について、銃砲刀剣類所持等取締法(平成29年法律第52号による改正前のもの)5条1項18号に該当するとした判断は裁量権の範囲を逸脱し又はこれを濫用したもので違法であるとされた事例
- 散弾銃等3丁に係る銃砲の所持許可の各更新許可処分をすべき旨が命じられた事例
・平成29(行ウ)118 平成30年10月25日 名古屋地方裁判所
銃砲所持許可申請許可処分の義務付け等請求事件
・平成28(行ウ)545 平成30年5月24日 東京地方裁判所
射撃教習資格不認定処分取消等請求事件
・平成27(行ウ)37 平成28年8月25日 名古屋地方裁判所 警察関係
銃砲所持許可取消処分取消請求事件
他人による指定射撃場以外での射撃行為等を幇助する行為をした場合は,銃砲刀剣類所持等取締法11条1項1号にいう「この法律・・・の規定・・・に違反した場合」に当たるか
・平成28(行コ)99 平成28年7月20日 東京高等裁判所 警察関係
銃砲刀剣類所持許可更新不許可処分等取消請求控訴事件
銃砲刀剣類所持等取締法11条7項の規定による猟銃所持許可の更新の申請をした者につき申請書提出先の警察署がその者に配偶者暴力のおそれがある旨の情報を得ていた場合において,申請書添付書類の同居親族書に別居中の妻子が同居親族として記載されていたことが,同法5条1項に規定する重要な事項についての虚偽の記載に該当しないとされた事例
・平成26(行ウ)225 平成28年2月16日 東京地方裁判所 警察関係
銃砲刀剣類所持許可更新不許可処分等取消請求事件
- 銃砲刀剣類所持等取締法11条7項の銃砲の仮領置がされた後に許可の効力が期間満了により失われた場合における上記仮領置の効力の帰趨
- 銃砲刀剣類所持等取締法11条7項の規定による猟銃所持許可の更新の申請をした者につき申請書提出先の警察署がその者に配偶者暴力のおそれがある旨の情報を得ていた場合において,申請書添付書類の同居親族書に別居中の妻子が同居親族として記載されていたことが,同法5条1項に規定する重要な事項についての虚偽の記載に該当しないとされた事例
・昭和55(行ウ)2 昭和57年3月23日 釧路地方裁判所 警察関係
銃所持許可取消処分取消請求事件
- 銃砲刀剣類所持等取締法10条の3第1項にいう「銃砲を自ら保管」することの意義
- 自己所有のジープ型車両内の後部荷台上に外部から一見してその存在がわかる状態で散弾銃を置いたまま,右車両に施錠せずに10分程度右車両から離れていたことが,その間第三者が散弾銃を持ち去ることは容易な状況にあったとして,銃砲刀剣類所持等取締法10条の3第1項の規定に違反するとされた事例
・昭和55(行ウ)8 昭和56年9月29日 新潟地方裁判所 警察関係
銃砲所持許可取消処分取消請求事件
- 暴力団組長の所持する狩猟銃につき,銃砲刀剣類所持等取締法5条1項6号にいう「他人の生命若しくは財産又は公共の安全を害するおそれがあると認めるに足りる相当な理由がある者」に当たるとしてした右銃砲所持許可の取消処分に裁量を誤った違法はないとした事例
- 公安委員会は,いったん銃砲の所持許可を与えていても,その後許可を受けた者が銃砲刀剣類所持等取締法5条1項各号に該当すると判断した場合には,同法11条1項2号の規定を類推適用して許可時に既に存在した事実に基づき右許可を取り消すことができるとした事例
・昭和49(行コ)35 昭和51年1月26日 東京高等裁判所 警察関係
銃砲刀剣類所持等取締法に基づく銃砲所持許可取消処分取消請求控訴事件
- 県公安委員会のする銃砲刀剣類所持等取締法4条の許可の取消しが,所轄警察署長の上申に基づいて行われる慣行のある場合において,警察署長のし意にわたる上申に基づいてされた銃砲所持許可の取消処分が,違法であるとされた事例
- 銃砲刀剣類所持等取締法7条の2により銃砲所持許可の更新がされた後であっても,右許可後その更新前に生じた違法の事実を根拠として,右許可を取り消すことが許されるとされた事例
- 県公安委員会のする銃砲刀剣類所持等取締法4条の許可の取消しが,所轄警察署長の上申に基づいて行われる慣行のある場合において,警察署長のした上申は,行政指導への不服従に対する報復的意図等に基づくし意的なものであり,このような上申に基づいてされた銃砲所持許可の取消処分は,違法であるとした事例
下級裁裁判例
高裁判例
・平成31(う)639 令和元年7月24日 東京高等裁判所 棄却 千葉地方裁判所
業務上過失致死(変更後の訴因業務上過失致死,鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律違反,銃砲刀剣類所持等取締法違反,火薬類取締法違反)被告事件